ミクロネシァ連邦

「ADXA」30周年記念 

V6 DX-Vacation

12〜16.May.2003

V63GO-JA7AGO

V63ZP-JA7ZP

V63DX-JA7HMZ

 

 

V63GO 記

JA7AGO 富樫孝夫

 

 

 コンデションも最悪の中でのPediでしたが、それなりに楽しんできましたし、パイルを受ける側の経験もしてきました、

 

 やはり一度はPediをされた方が話されるように、パイルを受ける快感は一度経験するとやみつきになると言うことがよくわかりましたHI。

いずれ詳細についてはZP、HMZさんに報告していただこうと思ってます。

 

2

 

V63ZP 運用記

JA7ZP 舟木秋雄

 

 

道 中

 

 GUAM空港のVIP室で小用をしました。その時にJAの積もりで目の前のレバーを押したらその水が止まらない。とうとう溢れてしまった。だから二回目の時はそのままにしてきた。

暫くしていってみたら整備員さんが、大きい雑巾で床を盛んに拭いていた。ゴメンねBobさん達。

又帰りの時は早朝故に行事が有ります。しかし個室のドアが開きません。それは当然在室中のサインなのだとそこまでは、前夜の酒のせいか頭が回りません。ドアの隙間からちらっと、Wの人の踏ん張る足が見えたのでやっと納得した。失礼しましたJohnさん。あぁぁぁ。

 

「とどがねぇがった」「パイプこ いるなー」別に電波の話では無いのです。最初から見栄を張らずに、低い子供用の方に向かえば問題は無いのです。「俺ベッド二つ使ったやぁー」別に二人に隠れて髪の長い人を呼んだ訳では有りません。夜かなに眼が醒めたので、せっかくのツイン、この際勿体ないと隣のカバーをめくり潜っただけです。

 

 

無線の運用  

 

5128時(全て現地時間JST+2時間)セットしてあったアンテナを点検、

一部手直しをして直ぐにワッチをするもノイズだけ、ようやくこの時間に14メガでJA1TWPQSO。このコールでの1stです。水戸市の後藤さんでした。次がJA7DYJでした。

夕方釣りから帰り、シァワーもそこそこに173021.260メガでCQを出すとローカルのJA7GDUから応答が有りました。430Mで「やっと、出て来たぁー」叫んでいるのが聞こえる。JA7MA.JL7XVLと続き「酒っこばり、やってらべー」「なもだぁー」の楽しいやりとり、この後は釣りたての鰹と マングローブカニの夕食となりました。22時頃に7メガを聞くとガヤガヤとJAが聞こえる。V63GO7メガCWCQを出す。フットSWを上げた途端のOMの顔が違う。「呼んで来たぁー」と真剣になる。快調にLOGへの書き込みが進んでいる様子にまずは一安心一安心。

仮眠の後に選手交代、AGOは新政を一カップの後に就寝しました。SSBを聞くJA8ATG原さんが良く聞こえる。呼んでみるが答えが無いので、他のCQを呼んでみるしかしこれも同じで暗い気持ちになってしまった。暫くしてダイヤルをみると何とRITが紅くついている。3キロ程上で送信していたのだ。クリヤーし再度7.052メガの原さんを再コール、直ぐ応答が有りユニセフの話をしたのちCQを出す。今までのパイルをこちらが引き続けた格好になり沢山の局が呼んで来た、久しぶりに呼ばれる側の興奮を味わいました。更にパイルは続くが、外は風雨が一段と激しさを増してきた、その内に信号が途切れるようになってきた。アンテナが接触不良の様子で、ついに最後はノイズだけになってしまった。130045分にこの日はQRT

パイルの余韻を楽しみつつ、0番のバドワイザーを飲み干し乍らベッドに着いたが、先に寝た二人の鼾が、ステレオになりなかなか寝付け無い。耳栓を忘れた事を悔やみつつ、深い眠りに落ちました。

 

 たたたたた―――たぁたぁ−−。599TU。頭の上のこの音で眼が醒めた。

バグキーのバランスウェイトの心地よい音です。以後この音が目覚まし代わりとなりました。JA5WNH門田OMと話したあと、07時に朝早いけれど7メガSSBCQを出すとローカルの各局が呼んできてくれた。夕方には不調のバーチィカルに替え、7メガのダイポールを展張しました。10メガもチューナーにてうまく乗っています。この日の夜も大勢の局に呼んで頂きました。以前にお会いした方のコールを異国で聞くのは、感激するものが有りました。今回は、JA.HL.BV.BR.BY.JT.PR.XU.VK.UA0と出来ました。

地域の指定又エリアの指定も無くただCQの連続の結果です。4時間程の運用で約500局程の皆さんとQSOが出来ました。呼んで頂いた皆さんには感謝を致します。有り難う御座いました。

次回が何時になるかは解りませんが、井川OMのお陰で気にいったコールサインも貰えました。

そんなに遠く無い将来に又お空でお会いしましょう。。FBDX73

 

コールサインが不要

 

 一声聞いただけでコールサインが解る。あるOMの普段は困る?非常に特徴の有る声が反対にパイルの中では一発で聞き取れるのでした。日頃からパイルで特徴のある呼び方をしているコールも取りやすかった、しかし当然フルコールでフォネテックスも標準のものに限られますが。反対にあまり凝ったものはそれだけ疲労気味の頭は、避けたがるのが解りました。

 

最後に

 

 たった2日間の運用で又特別なEntetyでもないV63ですが、わざわざ臨時のアンテナで呼んでくれた方、5Wで夜間遅くまでパイルが小さくなるまで待機してくれた人、DXが2局目だという局長さんとお会いできて喜んでいます。大々的な歴史に残るDX-peditionも有るその一方、比較的楽にQSOの楽しめる今回の様な運用も、DXに興味を持って貰う動機になれば私にとっては望外の幸せです。旅行前後に励ましのメールをくれた方、適切な情報を教えてくれた方々有り難う御座いました。DXCCうんぬんとか、インターネットとか色々有りますが自然相手のアマチュア無線は面白いの一言です。 

再 見

 

 

 

ADXA30周年記念

 

V6  DX-Vacation

 

By V63DXJAHMZ

 

 ことの始まりは、2月に行われたADXA30周年記念誌発行祝賀会の席上での事。「ZPさん、今何か仕事してるんだか?」「なえもしてね、毎日暇だ」「うだば一緒にV6さ行ってみねしか」「えってみろか」、そのときAGOさんはうちのX(V63XX)、BDSさんのX連中と海外旅行の話をして盛り上がっており、当然「えぐしか?」「えぐえぐ」の二つ返事でV6 DXバケーションはスタートしました。Xはそこで何となく承諾。早速、免許申請。1ヵ月後には希望するコールAGO氏はV63GOZP氏はV63ZPが発給される。

 

 コールも貰えば早く行きたいのが人情。(私が早く行ってみたかったせいもある。)早速スケジュール調整をはじめ、5月も忙しいが連休過ぎであれば行けそうとの事になり511日出発に決定。それからいろいろ準備を開始、現地にはリグ本体を除き一式置いてあるので、リグは前にAO氏より格安で譲り受けたK社の物を持って行く事にしました。(これは次回の為に現地に置いてきた。)今回もビジネスクラスを利用。これは2万円プラス。往復4フライトなので、1フライト5千円。これは安いと思うのですが。海外旅行をした方は良く判ると思うのですが、エコノミークラスとは待遇が全然違うのです。

 

 さて、出発当日AGO氏方は秋田より新幹線で仙台入り、私は車で出発。同じような時間に無事仙台空港で合流。旅行社より前よりずっと手荷物検査が厳しく、全部開けられかなり詳しく検査をされるとの話を聞いており、無線機や食料品の入ったダンバール箱は封をせず、色々やばいような物の入ったスーツケースは開けやすいようにカギをせず、手荷物検査に臨んだところ、レントゲンに通しただけでOK。なんか拍子抜けの感がするが無事預けることが出来ました。後は壊れないよう現地に到着することを祈るだけです。

 出発まで結構時間があるので、とりあえずレストランで今回の旅行の無事を祈って乾杯、

多分一杯だけだと思ったのですが・・・。SARSの影響のせいか思ったより乗客が少なく

早く搭乗終了、みんな乗ったとの事で定刻より早く離陸、当然グアムにも30分も早く到着。さて、座席に着いたとたん飲み物の提供、当然シャンペンで乾杯、その後機内食の提供、飲み放題との事でずっと赤ワインを飲んでいました。後のことも考えずに・・・・

エコノミークラスはワンドリンク$1か600円もするのです。3時間半のフライトで無事グアム国際空港に到着、パスポートのチェックを受け、VIPルームで休息。そこは軽食の食い放題、飲み放題。ということはそこでも一杯・・・・・・。

 

定刻グアム出発、途中トラック島経由で深夜0時半に無事ポナペ国際空港到着。

私たちの荷物が中々出てこず、あせったのですが、ようやく最後のほうで出てきて一安心。こうなれば通関ですが、前の人方を見ていると結構荷物を開けられておりドキドキ。時間も遅くなり私たちは最後の方、でもタバコとお酒について質問されただけで無事通関、なんか拍子抜けです。時間が遅く係官も面倒だったのかも。無線機の持ち込みに付いて今まではいいかげんな事を言って何とか通関していたのですが、今回はKAC氏に色々教授して貰って事前勉強したのに発揮できず残念。

 

 友人の迎えを受け早速宿泊先に、挨拶もそこそこまずは到着を祝って乾杯、前もってアンテナポールを屋上に立てておいて貰う様お願いをしていたので、朝早く起きてアンテナ設置をすることで就寝。

滞在1日目、歳のせいと気分が高揚しているせいか早々と起床、屋上を見るとなんと!アンテナが上がっているではないですか。今までアンテナの設置を同じ現地人に手伝って貰っていたので、気を利かせて建ててくれていたのです。

若干の手直しをし、早速ケーブルを接続、リグも壊れず元気に働いてくれます。無線運用については両氏より報告があると思いますので省略します。

 

朝食後、島内見物に出発。政府機関のあるキャピタル、神様の化身と言われる大うなぎを見物、これを見ておいしそうと感じるのは私たちだけかHi。昼からトローリングに行く予定なので昼前に帰宅。弁当を持っていざトローリングに出発。両氏は初めての体験ですが何回も行っている私でも心ウキウキです。

最初私にヒット、良型のカツオです。でも初心者であるZPさんに良くヒットし、その後に名人である私にヒットするのです。何か釣果はZPさんの方が良かったみたい。でも大型のカツオの大漁でした。(これは急速冷凍し後日、クーラーBOXに入れ日本に持ち帰りました。)

帰りはもの凄いスコールに見舞われ島を見失うほどでした。雨にあたり、風も強く体感温度はどんどん下がる一方です。ここでふと「これで熱を出し寝込んだりすると帰国の際,SARSに間違われてしまう」なんて思ったのは私だけでなかったと思うのですがHi

無事帰島、その頃には雨も上がり南国特有の暖かい風が吹いていました。

 

 夕食はマングローブ蟹尽くしです。爪は子供の握りこぶし位あるのです。おいしかった。そこで持参した例のもの、AGOさんは「新政」、私は「あいぼう」、ZPさんはバドビールで乾杯です。滞在中に全部残さず飲めるのかなぁと思ったのですが、ちゃんと飲みました。足りなくなるのを心配すればよかった程。皆に「オメダの電波、酒クセド」と言われそうです。

 

 夕食後、早速QRV、ハイバンドはコンデションも悪く、7Mhzを中心にQRV、多くのパイルを受けこれにも酔ったように見受けられ「これだば癖になってしまう」と、海外からの運用はこれだから楽しいのです。私は耳栓をし、万全の体制で皆より早く就寝、各局は遅くまでQRVしていたようでしたが私には子守唄、実際耳栓が必要だったのはZPさんでした。Vy Sorry

 

 滞在2日目、現地時間6時に起床(04JST)寝たばかりのAGOさんを起こし、バンドが開いているからもっとやれ!・・・秋田の仲間が呼んできます。何であのパワー、アンテナでこんなに強いの!XVLさん、皆より頭一つ出ていましたよ。なんて思いながらバンドが閉じるまでQRV。朝食後、来たばかりなのにSKDの都合上お土産を買いに町に。色鮮やかな切手、ハンディクラフトの飾りなどを購入、値切り方が下手なのかあんまりまけてくれません。やはり最近は観光客も少なく売れないので、まける事が出来ないようです。

 弁当を持って又トローリングに出発、今日は風が強い。私達は風下の島の反対側に、でもカツオ鳥は風上の反対側に行くのです。やはり鳥山も小さく、それを追っているボートも少なく、釣果がありません。気分一新、リーフの中に入りリゾートの小さな島に上陸しようとしたのですが、波が高く、桟橋も壊れており上陸も出来ず、写真を撮って離島。桟橋が無ければ、観光客が来ても上陸が出来ない、そうなればせっかくの収入が遠のいてしまう。どうして壊れたらすぐ作り直さないのか。現在のポナペの現状の一端を垣間見たような感じです。

 今晩もたっぷり栄養補給、体内消毒をし就寝。夜半、かなり強い雷が鳴ったそうですが私には記憶がありません。AGOさんも・・・・Hi

 

滞在3日目、今日は朝から風雨が強くボートは出せそうもないとの事で、島内一周をすることにする。途中風景の良いレストランで朝食。と言ってもパンとコーヒーだけですが。そろそろ味噌汁が飲みたい。道路も大分舗装が進み快調にドライブ、電気も島内全域に行き渡っているみたい。世界3大不思議のナンマドール遺跡によって行く予定だったのですが、Y字路で道を間違い、そのまま島内一周に進んでしまいました。残念でしたがこれは次回来た時に行くと言うことで納得。Hi 島内一周、ハッキリ言って何にもありませんでした。10数年前、Xが島内一周をしたときはもっと何にも無かったとの事。何もかもが自然で穏やかな島と言う印象ですが、大きく変わったのは車も多くなり、携帯電話も普及?し、消費が伸びてきた事。しかしこれと言った産業も無く、援助無しでは暮らしていけないのではないかと思われました。

 

 滞在4日目、最終日です。朝コンデションが落ちるのを待ってアンテナの撤去です。次回来た時に組み立てを間違わないように分解。リグ類も空調の効いた部屋に保管。お土産用に釣った魚をクーラーBOXに詰め空港へチェックイン。私のクーラーBOXが11ポンド重量オーバー、11ポンドのオーバーに80ドルもオーバーチャージを取られるのも勿体ないので空港でクーラーを開け重量調整、無事チェックイン終了です。ポナペ〜グアム間は生活路線みたいで結構混んでいます。

 昼食後、お世話になった方々にお礼を申し、機上に。安定した飛行で無事グアム到着、ホテルにチェックイン後、レストランで日本食と熱燗で今回のDXバケーションの成功を祝って乾杯。やはり熱燗のお酒はうまい。どこにも夜遊びに出かけずに就寝。

 

 5日目、グアム国際空港、厳重な手荷物検査があるとの話を聞いており、現実その通りレントゲンの機械が一杯。皆、荷物を空けさせられている。私の順番です。大型のクーラーBOXを見て、そのままカートに積んでどこかに持っていってしまい、「OKよ」との事。ラッキー!喜んだのもつかの間、出国検査でベルトをはずされ、靴を脱がされレントゲン検査、何か格好悪い。後ろを見るとAGOさんが長袖シャツを脱ぎ、ランニング1枚になっているではないですか・・・・・そのままVIPルームでコーヒーを飲んで出発まで待機。

定刻グアム発、シャンペンでまずは何となく乾杯、しかし揺れた揺れた、揺れなければ快適な旅なんですが・・・。閑散期なのか仙台〜グアム間はあんまり乗客がおりません。ビジネスクラスは私達3人だけ。専属の客室乗務員が1名付き切りでお世話してくれました。定刻に仙台空港に到着、私のクーラーBOXだけがレントゲン検査され、無事帰国。

 

 楽しい旅でした。次回は何時行く? 

 

 

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